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「Surface Pro 2」――Microsoft純正Windows 8.1タブレットの新旧モデルを徹底検証

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最新タブレット速攻レビュー(特大版):
 Microsoft純正のパワフルなWindowsタブレット「Surface Pro 2」は実際のところ、どれだけ進化したのか? 前モデル「Surface Pro」とともにパフォーマンス、バッテリー駆動時間、騒音、発熱をじっくり検証し、その実体に迫る。

【「Surface Pro 2」ボディと製品概要:剛性感あるVaporMgのボディに豊富な機能を搭載】

●はじめに:Microsoft純正のパワフルなWindows 8.1タブレット

 タブレットとしてもノートPCとして使える即戦力の“2in1”デバイスが欲しいならば、やはり避けて通れない存在か――。

 2013年10月25日に国内で発売された「Surface Pro 2」は、Microsoft純正のWindowsタブレットである「Surface」シリーズの上位機種だ。下位の「Surface 2」はARM系プロセッサとWindows 8.1 RTを搭載した限定的な利用シーンに限られるタブレットだが、Surface Pro 2はx86プロセッサと64ビット版Windows 8.1 Proを備えたタブレットPCとなる。

 2013年6月7日に国内販売が開始された前モデル「Surface Pro」と比較して、CPUを第3世代Core(開発コード名:Ivy Bridge)のCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)から第4世代Core(開発コード名:Haswell)のCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)に移行し、性能を強化しつつ、バッテリー駆動時間を最大75%も延長したという。バッテリー駆動時間は公開されていないが、従来比で75%延長した場合は実働で約7時間となる。

 ラインアップはメモリ(LPDDR3)とストレージ(mSATA SSD)の容量が異なる計3モデル構成だ。4Gバイトメモリ搭載の128Gバイトモデル、8Gバイトメモリ搭載の256Gバイトモデルと512Gバイトモデルを用意している。上位機はSurface Proに比べて、メモリとストレージを増強しているのが見逃せない(Surface Proを含む詳細なスペック表は記事末に掲載)。

 今回はSurface Pro 2とSurface Proの128Gバイトモデルを入手し、Surface ProをWindows 8.1にアップグレードした状態にしてパフォーマンス、バッテリー駆動時間、動作時の騒音、ボディの発熱をじっくりテストし、その結果を比較する。


●サイズ感チェック:持って使うには重いが、進化したキックスタンドが便利

 10.6型ワイドと珍しい画面サイズのフルHD液晶ディスプレイを搭載したボディは、本体サイズが約275(幅)×173(奥行き)×13.5(高さ)ミリ、重量が約907グラム(実測値で912グラム)で、Surface Proと同じだ。

 ボディはSurfaceシリーズ共通のVaporMg(ベーパーマグ:マグネシウム蒸着加工の金属ボディ)を継承しており、持ったときの質感、剛性感ともに高く満足できる。丸みを帯びたフォルムが多いタブレットの中で、直線的でフラットなデザインに仕上げているのも目を引く。編集部内でもSurfaceシリーズは「実物を見たら予想以上によかった」との感想が多く、そのたたずまいから伝わるソリッド感が好印象だ。

 Surface Pro 2はUltrabookで主流のパワフルなCPUを搭載するため、2つのファンを内蔵しているが、背面パネルをわずかに浮かせて隙間を作り、上部に向けて排気する設計となっている。ボディの厚みはあるが、外装に武骨な通風口やスリットなどはなく、見た目にファンの存在を意識させないデザインは素晴しい。

 とはいえ、厚さ13.5ミリ、重さ約907グラムのボディである。バッグの中に入れて持ち歩くぶんには苦にならないが、片手で持って使うのは数分が限界だろう。この点は、厚さ8.9ミリ、重さ約676グラム(実測値で642グラム)のSurface 2をはじめ、10インチクラスの標準的なタブレットと同じ携帯性というわけにはいかず、フルの64ビット版Windows 8.1 Proが軽快に動作する高性能とのトレードオフとなる。

 携帯性の面ではWindows 8.1のInstantGo(旧称:Connected Standby)に対応しておらず、スリープ中に音楽を聴いたり、メールやインスタントメッセージの着信を通知できないのは、Microsoft純正Windowsタブレットとして少々残念な部分だ。

 もっとも、Surface Pro 2は背面に本体を自立させるキックスタンドが備わっているので、置き場所さえあれば、手軽にタッチ操作が行える。Surface Proはキックスタンドのチルト角度が固定だったが、Surface Pro 2では2段階の調整に対応し、従来と同じ24度(設置面から114度)に加えて、40度(設置面から130度)まで開くようになった。これにより、ローテーブルや膝の上など低い位置で使う場合の視認性が大きく向上している。

 大きく幅が広いキックスタンドは、厚さと重さが増す原因になっているが、膝の上に置いてもそれなりに安定してタッチ操作やキーボードカバーが利用でき、使ってみると存在意義を実感する。一度キックスタンドに慣れると、他のタブレットを裸で使っているときに不便だと感じてしまうほどだ。

●注目ポイント:第2世代のキーボードカバーなど多彩な純正アクセサリ

 Surfaceシリーズの特徴として、Microsoft純正アクセサリの充実ぶりも挙げられる。特にキーボードカバーは、Windows 8.1のデスクトップUIを便利に使うために欠かせないアクセサリだ。iPadやAndroidタブレットでは、外付けキーボードが補助的な入力デバイスという位置付けだが、Windows 8.1の設計上、Surface Pro 2ではキーボードカバーが必須といえる。

 キーボードカバーは、押下感があるハードウェアキーボード付きの「タイプカバー」(1万980円)と感圧式キーボード付きの「タッチカバー」(7980円)があり、それぞれ「タイプカバー2」(1万2980円)と「タッチカバー2」(1万1980円)に進化した。長文を打つなら断然タイプカバー2がおすすめだが、メールやSNSで短文を打つ程度ならタッチカバー2でも十分で、薄くて軽い利点がある。

 どちらも第1世代のキーボードカバーに比べて、わずかに薄型化したほか、手のひらを近づけると点灯するキーボードバックライトを追加しており、暗所での使い勝手が向上した。非使用時は画面の保護カバーを兼ね、カバーの開閉がスリープの復帰と移行に連動し、カバーを背面側に折り返すとキーボードがオフになるなど、純正アクセサリならではの便利さも使っていて心地よい。

 磁力で本体にしっかり吸着する構造も変わらないが、Bluetoothによるワイヤレス接続でキーボードカバーを使える「キーボードカバー用のワイヤレスアダプター」(4980円)も加わった。机上で外部ディスプレイと組み合わせて使う場合などに役立ちそうだ。

 キーボードカバーの主なスペックは下表にまとめた。これまで単体のキーボード製品を多数手がけてきたMicrosoft製だけあって、総じてよくできているのだが、惜しまれるのはタイプカバー2のタッチパッドが変更されたことだ。

 パームレストとシームレスにつながったデザインなので、パッドの位置が分かりにくく、意図せずチャームバーが起動してしまうことがある。また、従来は押下できたクリックボタンが感圧式になっているため、左右のクリックがしづらくなった。せっかく長文入力も想定したタイプカバー2なのだから、この点は今後の改善を望みたい。

 さらに、バッテリー内蔵型の新しいキーボードカバー「パワーカバー」が2014年前半に発売される予定だ。タイプカバーをベースに約30ワットアワーのバッテリーを内蔵したもので、装着することで重量増と引き替えにバッテリー駆動時間を最大50%延長できるという。

 Surface Pro 2には、電磁誘導式で1024段階の筆圧検知に対応したデジタイザスタイラス「Surfaceペン」も付属する。これはWindows 8.1 RT版のSurface 2にはない特徴だ。手書き入力やデスクトップUIで小さなメニューをタップする場合などに重宝する。

 ペンは樹脂製でタブレット本体に比べて質感が見劣りするのは惜しいが、標準で付属し、電池なしで駆動するのはありがたい。液晶ディスプレイ表面のガラスと実際の表示面との距離による視差が少しあるため、特に画面端で誤操作を起こしやすいが、ペン自体は軽い力ですらすらと書けて、使い勝手は良好だ(筆圧を加えるにはある程度の力が必要)。パワフルなCPUの搭載もあり、ペンの追従性もよい。

 液晶ディスプレイは10点マルチタッチ対応の静電容量式タッチセンサーも搭載し、指でのタッチ操作は感度がよく快適だ。

 純正アクセサリとしては、デスクトップPCの代替利用向けに「ドッキングステーション」(1万9980円)も用意する。1基のUSB 3.0、3基のUSB 2.0、Mini DisplayPort出力、100BASE-TXの有線LAN、音声入出力、DC入力端子を備えたSurface Pro 2/Surface Pro専用のドッキングステーションだ。最大3840×2160ドットでの外部ディスプレイないし4Kテレビへの映像出力もサポートする。

 そのほか、車載シガーライターソケット用のDCアダプタ「カーチャージャー」(5480円)や、フラットな形状に伸ばして持ち運べる薄型のBluetoothマウス「Arc touch mouse Surface edition」(6980円/近日発売予定)など、純正アクセサリが豊富にそろっているのは安心できる。

●実力テスト(1):第4世代Core搭載Ultrabookに匹敵する性能を確保

パフォーマンステスト

 ここからは各種ベンチマークテストでSurface Pro 2とSurface Proの性能をじっくり比較していこう。

 今回入手したSurface Pro 2(128Gバイトモデル)の基本仕様は、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、Intel HD Graphics 4400、メモリ4Gバイト(デュアルチャンネル)、128GバイトSSD、64ビット版のWindows 8.1 Proといった内容だ。標準的な第4世代Core搭載のUltrabookとほぼ同じ構成となっている。

 条件をできるだけ合わせて比較するため、今回はSurface Pro(128Gバイトモデル)もWindows 8.1 Proにアップグレートしてテストした。まずはWinSAT(Windows 8.1で省かれたWindowsエクスペリエンスインデックスと同等のスコアが得られるWindows標準機能)のスコアだが、Surface Pro 2がCPUとGamingで0.3ポイント、Graphicsで0.1ポイント上回っている。プロセッサの世代交代によるCPU性能とグラフィックス性能の向上がわずかながら現れた。

 CPUの処理性能を計測するCINEBENCHのレンダリングテストは、登場したばかりの最新バージョンであるCINEBENCH R15と、他機種との比較用に1世代前のCINEBENCH R11.5を試したところ、いずれも良好な結果が得られた。Surface Pro 2はCINEBENCH R11.5のCPUスコアで2.51pts、CPU(シングルコア)スコアで1.16ptsをマークしており、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)搭載のUltrabookに匹敵するCPU性能だ。

 Windowsタブレットの中には薄型軽量ボディに高性能な第3世代/第4世代Coreを詰め込んだ半面、放熱設計に余裕がなく、Turbo Boost 2.0がかかりにくくなり、CPUパフォーマンスを最大限に引き出せない製品も散見されるが、Surface Pro 2はスペックから期待できる通りの性能を発揮できている。ただし、Surface Proと比較すると、CPUスコアで3.7~7.4%、CPUシングルコアスコアで7.4~10.9%の伸びにとどまり、性能の差は小さい。

 今回テストしたSurface Pro 2が内蔵する128GバイトSSDはSK Hynixの「HFS128G3AMNB」、Surface Proが内蔵する128GバイトSSDはSamsungの「MZMPC128HBFU-000MV」だった。いずれもmSATAタイプのSerial ATA 6Gbps対応SSDだ。Surface Pro 2は、第4世代Core搭載機で採用例が増えつつあるM.2タイプSSDの採用を見送っている。

 ストレージ性能を計測するCrystalDiskMarkのスコアは、どちらもタブレット内蔵のSerial ATA SSDとして優秀な結果だが、1項目を除いてSurface Pro 2が勝った。シーケンシャルもランダムアクセスも全体的に高水準でバランスの取れたスコアで、第4世代Coreと組み合わせてWindows 8.1 Proを軽快に操作できる。もっとも、Surface Proも体感で差が分かるほどではなく、パフォーマンスは高い。

 PCMarkはWebブラウズやオフィス文書の編集、フォトレタッチ、動画のエンコードなど、PCの用途全般をシミュレートする内容だ。こちらも登場したばかりの最新バージョンであるPCMark 8と、他機種との比較用にPCMark 7を実行した。

 PCMark 8の結果は、動画エンコードなど負荷が高いCreativeスコアとSSD性能を計測するStorageスコアがほぼ同じで、比較的負荷が軽いHomeスコアで9.5%、Workスコアでは2.9%とわずかながらSurface Pro 2が優位に立った。PCMark 7もCreativityやStorageのスコアは差がついていないが、それ以外は少しずつSurface Pro 2が優勢で、総合スコアは7.3%上を行っている。このスコアはCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)と高速なSerial ATA SSDを搭載したUltrabookと同程度のパフォーマンスを意味する。

 3D描画性能を計測する3DMarkも実行した。DirectX 9相当となるIceStormのスコアは第4世代Core搭載機で不安定なので参考程度に見ていただきたいが、DirectX 10相当のCloud Gate、ゲーミングPC向けのFireStrikeともにSurface Pro 2が少しだけ上回り、CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 4400で期待される描画性能がきちんと発揮できているのを確認できた。

 人気ゲームタイトルの「FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編」も試したところ、標準品質(ノートPC)、1280×720ドット、フルスクリーンの設定においてSurface Pro 2は3842(快適)というスコアが得られた。描画負荷がかなり高いタイトルでなければ、3Dゲームも意外に遊べる印象だ。

●ベンチマークテストの概要

■パフォーマンステスト

・WinSAT(PC総合評価)
・CINEBENCH R15(CPU性能評価)
・CINEBENCH R11.5(CPU性能評価)
・Crystal Disk Mark 3.0.2(ストレージ性能評価)
・PCMark 8(PC総合評価)
・PCMark 7 1.4.0(PC総合評価)
・3DMark 1.1.0(3D性能評価)
・FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編(3D性能評価)

※Windows 8の電源プランは「バランス」に設定

●実力テスト(2):進化したバッテリー駆動時間、静粛性、放熱性

液晶ディスプレイ表示品質テスト

 液晶ディスプレイの表示も計測したところ、新旧モデルで同じ傾向だった。ガンマ補正カーブはどちらも整っており、階調再現性は高い。色温度はSurface Pro 2が約7300K、Surface Proが約7700Kと、いずれも業界標準のsRGB(6500K)より色温度が少し高かった。色域はsRGBより意外に狭く、モバイルPC、タブレットとして凡庸な発色といえる。

 ただし、最大輝度とコントラストはどちらも高く、表示の精細さも約208ppiとなかなかのものだ。広色域で高精細の液晶ディスプレイ搭載機と見比べなければ、表示品質はさほど気にならないだろう。

バッテリー駆動時間テスト

 内蔵バッテリーの容量は新旧モデルとも42ワットアワーと同じだ。ただし、Surface Pro 2は第4世代Coreの採用により、Surface Proから最大75%もバッテリー駆動時間を延ばしたという。

 実際にWebブラウザと文字入力を想定したBBenchでバッテリー駆動時間を計測したところ、輝度40%固定の設定ではSurface Pro 2が9時間20分、Surface Proが5時間2分と、85%も駆動時間が長い結果となった。

 しかし、輝度40%固定の設定では明らかにSurface Pro 2のほうが液晶ディスプレイが暗いため、その差がテスト結果に大きく影響していると考えられる。そこで明るさが同程度になる輝度100%固定の設定で再テストしたところ、Surface Pro 2が6時間33分、Surface Proが4時間44分となった。差は縮んだが、それでもSurface Pro 2の駆動時間が38%も長い。

 ちなみに、タイプカバー2を装着した状態でも同様にテストしたが、タイプカバー2に給電するぶん、駆動時間は短い結果となった。外出中にバッテリー切れが不安になった場合、キーボードカバーを外すことで、少しくらいは駆動時間を延長できるだろう。

動作音、発熱テスト

 Surface 2はTDP(熱設計電力)が15ワットのCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、Surface 2はTDPが17ワットのCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)を搭載する。薄型軽量タブレット向けのAtom Z3000シリーズやAMR系プロセッサと異なり、TDPは桁違いなのでボディには2つのファンを内蔵し、しっかり空冷して性能を確保している。今回は段階的に負荷をかけながら、動作音とボディ表面温度を計測した(室温は23度)。

 2つのファンと聞くと騒々しいと思うかもしれないが、いい意味で予想を裏切られた。アイドル時やYouTubeでのSD動画再生時など負荷の低い状態では、上面に耳を近づけると、かすかにファンの「サー」という回転音が聞こえる程度で、使用中にファンの存在を意識することはない。さすがに高負荷の状態ではファンが高速回転するが、Surface Pro 2はSurface Proより騒音レベルが低かった。

 ボディの表面温度についても、Surface Pro 2のほうが全体的に発熱しにくい。低負荷の状態では、Surface Pro 2はほんのり温かい程度、Surface Proは熱くて不快なほどではないが発熱を感じる。高負荷の状態では、Surface Pro 2は左手で持つと裏側が温かい程度、Surface Proは裏側中央から上が高温になった。

 総じてSurface 2の放熱機構は、前述の優れたデザインも相まってデキがよく、通常の利用シーンで騒音や発熱が問題になるシーンは少ないだろう。

●ベンチマークテストの概要

■液晶ディスプレイ表示品質テスト

・i1Pro+i1Profilerでディスプレイの表示を実測し、ガンマ補正カーブを抜粋
・i1Proが生成したICCプロファイルをMac OS XのColorSyncユーティリティで表示し、色域をsRGB(薄いグレーで重ねた領域)と比較

※液晶ディスプレイは1時間以上オンにし、表示を安定させた状態で中央付近を測定

■バッテリー駆動時間テスト

・BBench 1.01(Webブラウズと文字入力)

※電源プラン「バランス」+無線LAN接続+Bluetoothオン。BBench 1.01(海人氏・作)にて「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」、WebブラウザはInternet Explorer 10を指定し、タブブラウズはオフ。満充電の状態からバッテリー残量が残量5%で自動的に休止状態へ移行するまでの時間を計測。ディスプレイ輝度40%(タブレット単体)、輝度100%(タブレット単体)、輝度100%(タイプカバー2装着)の3パターンで計測

■騒音テスト

・騒音計で実測(本体から手前5センチ、暗騒音31.5デシベル、室温23度)

※アイドル(30分間)、WebブラウザでYouTubeのSD動画を連続再生(30分間)、3DMark/ICE Storm Extremeを連続実行(30分間)の3段階で計測。タブレット単体で画面を上にして置いた状態(キーボードカバーなし)

■発熱テスト

・放射温度計でボディ表面温度を実測(室温23度)

※WebブラウザでYouTubeのSD動画を連続再生(30分間)、3DMark/ICE Storm Extremeを連続実行(30分間)の2段階で計測。計測値は正面と背面それぞれ9分割した最高温度の部分。タブレット単体で画面を上にして置いた状態(キーボードカバーなし)

●まとめ:ボディは変わらずとも総合力が着実に高まったSurface Pro 2

 今回は主にベンチマークテストでの新旧比較を中心に、Surface Pro 2をじっくりレビューした。

 そもそも初代Surface ProがWindowsタブレットとして高性能だったこともあり、第4世代Coreの採用によるパフォーマンス面での進化は小さく、日常の利用シーンで体感できるほどの差はないが、バッテリー駆動時間やボディの発熱具合では新世代のメリットを享受できる。Surface Proのユーザーが買い替えるほどの派手なアップデートではないものの、使用していくうちに、その改善ぶりをジワジワと実感できるに違いない。

 CPUの世代交代でTDPが低下したため、その気になれば、薄型化や軽量化を進められたはずだが、今回はボディサイズを変えなかったことで、開発コストを抑えつつ、CPUパフォーマンスをしっかり引き出し、スタミナも放熱面も余裕ある設計ができている。2段階に角度が変更できるキックスタンドも便利で、見た目はSurface Proとほぼ同じながら、完成度はグッと高まった。

 今回試したのはストレージが128Gバイトのモデルだが、256Gバイト/512Gバイトも選択でき、これら上位構成はメモリが8Gバイトに倍増するメリットもある。しかし、128Gバイトモデルでも快適に利用できたことは、付け加えておきたい。本体に装着できるmicroSDXCメモリーカードや、200Gバイトが2年間無料で使えるクラウドサービスのSkyDriveを活用すれば、128Gバイトモデルでも不便はないだろう。

 幸い、Windows 8.1ではSkyDriveをローカルフォルダと同じように違和感なく利用できる機能拡張が行われている。そのほかにもWindows 8.1は多数の改良が施され、スタート画面やWindowsストアアプリの機能が拡張し、デスクトップUIでの使い勝手も向上した。

 このようにSurface Pro 2はハードウェアに加えてソフトウェアも進歩し、純正アクセサリ類の拡充も含め、トータルでの使用感はより洗練された(それだけに、タイプカバー2の一部改悪だけは惜しまれる)。競合タブレットの薄型軽量化が進む中、タブレットとして見ると重厚なボディだが、64ビット版Windows 8.1 Pro搭載のメインPCとして十分活躍できる性能が詰まっているのだから納得もいく。

 価格は9万9800円から(実際はキーボードカバーで1万円ほど余分にかかる)と、仕様に対して割安感があるのは、さすがはMicrosoft純正タブレットといったところ。「モバイルノートPCとしても、タブレットとしても高性能なものが欲しい」というハイスペック志向の2in1デバイスを求めるユーザーはもちろん、「ノートPCとタブレット、どちらを買えばいいか迷っている」といった幅広いユーザー層にとっても、有力候補となる1台だ。


[前橋豪(撮影:矢野渉),ITmedia]
(この記事は製品(ITmedia PC USER)から引用させて頂きました)


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【NFL】第12週を前にした注目選手の故障者情報 -NFC-

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 NFL.comのケビン・パトラ氏が、第12週に故障者登録している選手の中で、その行方が気になる人物をピックアップしている。ここでは、NFCを紹介していく。


WRアキーム・ニックス(ジャイアンツ)
負傷箇所:腹部
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 木曜日と金曜日の練習で限定的なメニューをこなしている。ニックス本人は出場する準備はできていると語っている。

RBブランドン・ジェイコブス(ジャイアンツ)
負傷箇所:ひざ
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 木曜日と金曜日の練習で限定的なメニューをこなしている。

RBエイドリアン・ピーターソン(バイキングス)
負傷箇所:足の付け根
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 ピーターソンは試合に出場する見込み。

WRグレッグ・ジェニングス(バイキングス)
負傷箇所:アキレス腱
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 先週、チームは出場できると見込んでいたジェニングスは欠場。今週もまだわからない。

DEブライアン・ロビソン(バイキングス)
負傷箇所:首
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 ここ1週間の練習をすべて欠席している。

RBジョイケ・ベル(ライオンズ)
負傷箇所:アキレス腱
ステータス:クェッショナブル(出場50%)
 木曜日は限定的なメニューを、金曜日はフルメニューをこなしている。

<NFL>
(この記事はスポーツ総合(NFL JAPAN)から引用させて頂きました)


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